社長北川のプレゼンから@2020キックオフセレモニー

2020年1月17日

広報の森井です。

新たな選手・スタッフも集い、いよいよ2020シーズンの新チームが始動しました。地域の皆さまに新チームを初めてお披露目する場として、先日キックオフセレモニーを開催いたしました。現地に駆けつけてくださった方、haremachiTVで視聴された方、動向を気にかけてくださった方、皆さまありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

セレモニーでは最初のパートを社長の北川が担当し、これまでの実績と今後取り組みたいことなどを広くお話しさせていただきました。

その中でも多くの方がその後SNSなどで話題にしてくださった言葉がこちらです。

「開幕戦満員！」

ここで改めて、クラブがなぜこれを目指したいと考えたかを、北川が用いた資料のデータを用いて共有させていただきたいと思います。

2019シーズンの実績

これまでもチームの状況に左右されない入場者数の実現を、ということを目指してまいりましたが、昨シーズンは特にクラブとして、来場者プレゼントやイベントにも力を入れてまいりました。いくつかの取り組みと、チームの状況も追い風となり、過去3番目の実績ではありますが、平均入場者数実績は昨年対比プラス845名（1試合あたり）となりました。

平均入場者数1万人達成に向けて

私たちはシーズン終了直後から、翌シーズンの入場者数予想とその計画を立てはじめます。
入場者数に影響を及ぼすと考えている、ホームゲーム日程、対戦相手、来場者プレゼント、その他イベント企画など、いくつかの要因を当てはめながら、過去の実績と照らし合わせて計画しています。

2018年にCRM推進部を立ち上げ、それまでとても朧気だった来場傾向のようなものを、数字で把握できるように取り組んでまいりました。
そこで見えてきたいくつかのことのうち、2つのポイントをご紹介させていただきます。

シーズンパスの方の年間来場回数

まず、1シーズン21試合あるホームゲームでシーズンパスの方が何試合来てくださるかという実績は、クラブにとってとても重要な指標です。この実績は、2018シーズンに比べて改善傾向がありました。

1回きりでなく、何度も来ていただくために

そして来場実績を分析する中でもう一つご紹介させていただきたいのが、前シーズンに3回チケットを買ってくださった方のうちの8割の方が翌シーズンも来てくださっている、という事実です。

私たちはこの実績から、いくつかの集客施策の一つとして、どのように一度来ていただいた方がそのシーズン内で3回来てくださるか、ということを目指すことにしました。

どの試合をその年の1試合目に選んでいただくか。

それならそのシーズン、初めて来場する試合をどの試合にすると、年間で3試合以上来場いただける可能性が高まるか。この点においては第一戦に近ければ近いほど良い、と考えています。理由は単純明快で、そのシーズンでもう一度来場しようとしたときに、選べる試合が多いからです。

開幕戦はやっぱり毎年盛り上がっている・・？

実はファジアーノ岡山では、過去11年間過ごしたシーズンで1万人を超えた開幕戦は4試合しかありません。

クラブでは、ファジアーノの動向を常に気にかけてくださっている方にとっては当たり前である開幕戦の日程も、ひとたびそれが日常でない方々にとってはどこ吹く風である、ということと捉えています。

その点でもやはり、シーズンパスをお持ちの多くの皆さんが周囲の方をホームゲームに誘ってくださることによってその入場者数が支えられていることを実感しています。今回も「開幕戦満員！」を北川がお伝えした直後から、プレゼンを聞いてくださった方がSNSを中心に積極的に発信してくださっているのをいくつも目にしました。その日の入場者数が１万人を超えたときに上がる歓声も、クラブが掲げた目標をわがことと感じて取り組んでくださる方が多くいらっしゃることと認識しております。いつも本当にありがとうございます。

クラブとしてその事実に心から感謝するとともに、まだ来場したことがない方がどうしたら来てくれるか、または誘ってくださる方がどうしたら誘いやすくなるかに知恵を絞ることに努めてまいります。